手作りの贈り物 2

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3年半ほど前に脳梗塞を発症し、左半身麻痺の後遺症で2級の身体障害者になる前は、割合手先が器用な方でした。

編み物、洋裁、織物、彫金、皮工芸、ホビンレースなど、モノになったものやならなかったもの様々ですが、習い事に夢中でした。

身体が不自由になって一番悲しかったことは、物を創り出せない、又は創れても前のように上手くはできないーということでした。

そしてもう残りの人生で作ることもないだろうと、いろいろなものを捨てました。

織り機、彫金道具、色とりどりの糸や毛糸、ため込んだ布地や端切れも。

でも不思議なことに好きな事、「物を創る 」ということをやめることはできませんでした。たとえなかなか効果の出ないリハビリの中でも。

デイサービスで陶芸をし始めると固い陶土をこねるからか、肩から腕、指先までが少しずつ、前よりは動くようになってきています。

思いがけず嬉しい事に、整理した時にもらって頂いた布が、 今度は草鞋になって返ってきました。(上の画像) 

やはり同じデイサービスで、手作りが好きな方からの贈物です。不自由な足のために履きこなす事はできずにいますが---。

 

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これは、私が3人分の出産祝いを作っている、その最初の一品、犬のスタイです。これからブタのスタイやウサギの帽子と続く予定です。

昔ならすぐに仕上げていたものが、今は10倍位の時間がかかります。

でも気付いた事がありました。

手作りの贈り物をするという事は、私自身に手作りの時間という楽しい贈り物をもらっているのだと。

また次もupします!