手作りの贈り物

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今朝、デイサービスに向かう送迎バスの中で、窓際に座っていたSさんから、入り口近くに座った私に、何かが届けられました。

Sさんはデイサービス利用者の中でも最高齢者の三本の指に入る女性です。来年は100歳になられるとか。ん? たしか3、4年前に94歳だとお聞きした気がするのですが---。多分、満とか数えとかの違いなんでしょうね。

さて、薄い台所用のビニール袋に入って届いたのは、キッチンペーパーに包まれた、Sさんの手作りの美しい手毬でした!

「えっ、Sさん、私に?  頂いていいんですか?」

「もっと色が地味な方が良かったかもと思ったけど。なかなか糸を買いに出られないから。娘に送ってもらうのもなかなかで」

会話があまり噛み合ってないのは、Sさんの耳が遠いからです。来年100歳というSさんの悪いところは耳だけです。買い物に行けないのは、福島で震災に遭って娘さんに呼び寄せられて、東京暮らしはまだ短いから。足腰は丈夫だし、頭もはっきりしています。ただ、私に手作りのプレゼントをしてくださるとは思ってもいませんでした。

 デイサービスの利用中にはあまり話したことも無くて、送迎バスの中で話すくらいです。強いて言えば、その時私が根気よく聞いていたからかな? 福島で震災に遭って怖かった話は20回くらい。大東亜戦争で亡くなったお兄さんの話は10回位。亡くなったご主人が勝手に突然部下を連れてくる話は5回くらい。

でもね、100歳になる人ならそんなの当たり前です。Sさんより40年近く若い私ですが(スンマセン、年齢はチョットサバ読みましたが)、息子はしょっちゅう煩そうにこう言います。

「お母さん、それ聞いたの3回目だよ」

こう言われるの、ホント腹立つんですよ。「夫なら言わなかったのに」と言ったら、

「夫は聞いてないからだよ」と。たしかに。

 とにかく、思いがけない頂き物をしましたが、手作りというのは殊の外嬉しいものです。

デイサービスでは今、ベビーブームですが、あっ、利用者じゃありませんよ。3人の職員さんです。

私は手作りのプレゼントをしようと思っています。

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作り始めています。3人分ですから大変です。出来上がったらまたupします。

友人のMさんも初めて手作りのプレゼントに目覚めて、毎日夢中で作っています。

布草鞋を。。。

赤ちゃん、草鞋、履くかい?

まあ、気は心。

おたのしみに。こちらもupしますね。